映畫監督の大森一樹さん死去 平成ゴジラシリーズ

 「ゴジラVSビオランテ」「ヒポクラテスたち」などで知られる映畫監督の大森一樹(おおもり?かずき)さんが12日、急性骨髄性白血病のため兵庫県の病院で死去した。70歳だった。葬儀は近親者で営んだ。後日お別れの會を開く予定。

 京都府立醫大の學生の頃から自主映畫作家として知られ、1978年、「オレンジロード急行」で劇場映畫デビュー。80年、自身の醫學生體験を踏まえた伊藤蘭出演の「ヒポクラテスたち」が出世作となる。

 80年代は東寶配給の商業映畫を數多く監督?!袱工螭预螗Ε┅`ク」に始まる吉川晃司主演3部作、「戀する女たち」からの斉藤由貴主演3部作、さらに「ゴジラVSビオランテ」など平成ゴジラシリーズをヒットに導いた。他にSMAP主演の「シュート!」、山口智子らが出演した群像劇「大失戀?!工胜?。

 大阪蕓術大學映像學科の學科長も務めていた。

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年11月19日13時15分 投稿
    【視點】

    もう20年前になりますが、ご自宅近くの喫茶店でインタビューに気さくに応じていただきました。創立50年の自衛隊が映畫製作への協力に積極的になっていて、それで「平成ゴジラシリーズ」で監督や腳本を務めた大森さんに聞いたというわけです。  防衛省