大谷翔平は「ショーマン」 価値は年俸70億円、米國の教授が試算
ニューヨーク=遠田寛生
投打の二刀流のエンゼルス?大谷翔平(28)と、ヤンキースの外野手、アーロン?ジャッジ(30)。
大リーグのシーズンMVPが17日夜(日本時間18日午前)に全米野球記者協會(BBWAA)から発表される。アメリカン?リーグは2年連続で最終候補に入った大谷と、62本塁打でリーグの年間最多記録を更新したジャッジの一騎打ちの様相だ。
歴史的な1年を過ごし、MVPに向けて熾烈(しれつ)な爭いを見せている両選手の価値、存在感は――。
米シラキュース大でスポーツマーケティングのプログラムをつくった學科長でディレクターも務めるマイケル?ビレー教授(70)に話を聞いた。
――大谷の印象は。
「大リーグ史上、最も多様と呼べる選手かもしれない。大リーグでは萬能選手を(打率、長打、走塁、守備、肩の)5ツールがそろっていると表現する。彼は投手もできるのだから史上初めての6ツールだ」
――大谷が米國野球に與えた影響は。
「すばらしい選手の上に、とても市場性が高い。人を魅了でき、カリスマがあり、熱心で野球が好き」
「演出がうまい、ショーマン…