第11回ただの図書館じゃない、國會議員のシンクタンク 密會の場所にも
白見はる菜
國會議事堂の北隣には、國內最大の蔵書數約4600萬を誇る國立國會図書館がそびえる。その名の通り國會の一部で、衆參両院の議院運営委員會が所管する。なぜ國會に図書館が必要なのだろうか。
國會図書館は1948年、東京?元赤坂にある現在の迎賓館に置かれた仮庁舎からスタート。61年から永田町の現在地に移り、規模を拡大してきた。最も重要な役割は、両院にある事務局や法律の助言をする法制局とともに、議員の活動をサポートすることだ。
職員約900人の2割が所屬…