同僚の自己紹介欄に「哲學ポエム」 不正ログインの市職員を懲戒処分
福島県郡山市は17日、市職員が利用する情報共有ネットワークシステムに不正にログインし、同僚の職員の自己紹介欄に「哲學的ポエム」などを勝手に書き込んだとして、20代の女性職員を戒告の懲戒処分にし、発表した?!篙Xい気持ちで書き込んでしまった」と反省しているという。
市人事課によると、この女性職員は今年7月4~8日、業務用パソコンから他の職員18人のIDとパスワードを使って、市職員間で情報を共有する庁內ネットワークのグループウェアに延べ47回にわたり侵入した。グループウェアは職員間でのメールのやりとりや、スケジュール共有、自己紹介のためのプロフィルの記入?閲覧ができる。
女性職員は、不正ログインした職員のうち面識のある3人のプロフィル欄に、いたずら書きのような書き込みをした?!溉松Qを盛り込んだ哲學的な詩のような內容」だったという。このほか、他の職員の予定表に架空の食事會のスケジュールを設定していた。
書き込みをされた職員が気づき、擔當課に相談して発覚した。女性職員は市の聞き取りに対し、「私的書き込みの延長線上の感覚で、冗談のつもりで書き込みをしてしまった。恨みなど特別な感情があったわけではないが、相手の気持ちを考えずにやってしまった」と話しているという。
IDは職員番號で、不正利用されたパスワードは初期設定のままだったため、簡単にログインできたという。
市は、情報漏洩(ろうえい)など行政実務に被害はなかったとして、懲戒処分指針にのっとり処分を決めたという。(斎藤徹)
- 【視點】
コミュニケーションがオンラインに代わると、対面ではあり得なかったことが平気で行われることに驚くことがあります。 例えばオンラインで取材を受けると、知らないうちにスクショが撮られており、そのスクショが當然のように確認原稿の中に入っている