帰宅した母は思わず抱きしめた 料理研究家?ジョーさん。のトンカツ

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 料理研究家の「ジョーさん?!工丹螅?3)は、時短レシピをSNSで発信しています。掲げるミッションは、「一つでも多く幸せな食卓を作る」こと。原點には、子どもの頃の母の記憶があります。

 共働きの両親と兄の4人家族。仕事を終えて家に戻り、家事をてきぱきとこなす母を見て育ちました。

 自然と手伝いをするようになりました。小學校から帰って家にいると、母から電話で「ご飯を炊いておいて」「みそ汁だけ作っておいて」と頼まれました。母が帰宅すると、おかずの準備が始まります。

 多かったのは揚げ物です。できたものから食卓に置かれ、育ち盛りの子どもたちは勢いよく食べますが、その食卓に母の姿はありませんでした。おかずを作ったり、洗い物をしたりしながら、立ってご飯を食べていました。

 「テレビの世界ではにぎやかな食卓が描かれていましたが、うちは違った。母はおなかを満たせればいいという感じだった」と振り返ります。一緒に座って食べたいな。そんな寂しさを感じていました。

 小學生のある日、母の帰宅前…

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