「すばるデパート」、今年はメタバースでも 京都府立高の伝統行事

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永井啓子
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 府立京都すばる高校(京都市伏見區、貴島良介校長、806人)の生徒たちが19日、地元産品を期間限定でオンライン販売する「京都すばるデパート」をオープンする。豊富な品ぞろえに加え、今回初めてインターネット上の仮想空間メタバースにも校內の店舗を開設。アバター(操作者の分身)で同校を訪れ、買い物を楽しめるよう趣向を凝らした。

 「デパート」は府立商業高校時代からの伝統行事で、1987年に始まった。従來は土日の2日間、校內で開いていた。商業や情報科學を學ぶ生徒らが「社長」や「店長」になり、地元企業の協力を得て商品の仕入れから販売、経理まで體験する。

 二十數店が出店し、野菜などの生鮮食品や花、和洋菓子、衣料品、日用雑貨などがそろい、近隣住民らに人気だった。90年代初めは2日間で1萬數千人が訪れ、約2500萬~3千萬円の売り上げがあったという。3年前の開催時にも、7千人が利用し、約1600萬円の売り上げがあった。

 だが、コロナ禍で、一昨年は…

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