大學生の內定率74.1% 急落した一昨年から回復傾向

山本知佳
[PR]

 來春卒業予定の大學生の就職內定率は、10月1日時點で74?1%だった。文部科學省厚生労働省が18日、発表した。前年同期から2?9ポイント上昇した。

 コロナ禍前である3年前の水準(76?8%)には達していないものの、一昨年同期の69?8%からは回復傾向にある。文科省の擔當者は「求人を控えていた業界が、再開したり増やしたりしていることが影響した」と分析している。

 國公私立大62校から計4770人を抽出し、調べた。文理別の內定率では、理系が76?6%(前年同期比4?0ポイント増)、文系73?5%(同2?7ポイント増)。男女別では男子72?7%(同2?0ポイント増)、女子75?7%(同4?0ポイント増)だった。(山本知佳)

  • commentatorHeader
    千正康裕
    (株式會社千正組代表?元厚労省官僚)
    2022年11月18日14時42分 投稿
    【視點】

    大卒の就職內定率が回復したのは、喜ばしいことだ。就職內定率は、10月1日現在、12月1日現在、2月1日現在、4月1日現在と4回時點を変えて調査をしている。一般に、10月1日の時點では希望の內定を得られなかった場合も、その後も就職活動を続ける