193カ國で構成する國連総會は17日、本會議で國連安全保障理事會の改革について議論を始めた。安保理改革は毎年話題に上るが、これまで大きな進展は見られない。ただ、今年は常任理事國のロシアがウクライナに侵攻し、安保理が機能しない狀況に陥っているため、例年以上に改革を唱える聲が相次いでいる。
今期の総會議長を務めるチャバ?コロシ氏(ハンガリー)は同日、報道陣に「今年9月に開催された(各國首脳らが一堂に會する)一般討論演説では、73人のリーダーが早急に安保理改革をするよう求めていた」と「緊急事態」を強調。改革への道は険しいものの、「各國には賛成の立場から始めようとお願いした」と述べた。
これまで改革に後ろ向きだった常任理事國の米國も受け入れる姿勢を見せる。トーマスグリーンフィールド國連大使は同日、「世界や地理的な多様性をよりよく反映しなければならない」と発言し、アフリカや中南米からの常任理事國入りを進言した。
本會議では、常任理事國や非…