試合終了間際の失點での敗戦は、ネガティブに見えるかもしれません。ただ、課題が逆に浮き彫りとなり、ワールドカップ(W杯)本番に向けてやるべきことが明確になった一戦とも言えるでしょう。
17日のサッカー日本代表のカナダ戦は、先制しながらも逆転されての1―2。W杯前最後の試合で、チェックする要素は色々とありました。
一番重要だったのは、多く出ていたけが人のコンディションの現狀把握です。
その部分では、板倉滉選手、田中碧選手、淺野拓磨選手の3人がスタメンで出場して、どのくらいできるのかチェックできました。特に最終ラインはけが人が出ているので、ドイツでプレーしている板倉選手が後半22分までプレーできたのは、1次リーグ初戦のドイツ戦に向けて、かなり大きいと言えるでしょう。
一方で、チームの中核といえる冨安健洋選手、遠藤航選手、守田英正選手、三笘薫選手の4人については、今回はチェックできず、本番でできるのかわからないところは不安材料として殘りました。
しかし逆に手の內を見せなかった、というポジティブな捉え方もできます。対戦相手にはすでに分析はされているでしょうが、ドイツに直前の狀態は見せなかった。また、前線でのプレスとカウンターのカギを握る、前田大然選手と伊東純也選手を使わなかったのは、あえて見せなかった、とも言えます。
內容的な課題は、はっきりしました。
その一つがプレスにいくとこ…

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